よくあるご質問 自家消費・ちくでんエコめがねについて

【基礎知識】                     不平衡とは

高圧受電において、三相ある相のうち、ある特定の相に負荷が偏ることを指します。

一般的には、不平衡が大きくなると、モーターやインバータの動作に影響が出ると言われています。
例として、機器の温度上昇や振動などがあります。

内線規程では、高圧受電の三相3線式における不平衡の限度は、単相接続負荷より計算し、設備不平衡30%以下とすること。
ただし、次の各号の場合は、この制限によらないことができる。
①高圧受電において、100kVA以下の単相負荷の場合
②高圧受電において、単相負荷容量の最大と最小の差が100kVA以下である場合
とあります。

問題となるのは三相交流の場合です。
単相負荷であれば本来均等になるように三相各相に接続されていれば良いですが、
特定の相に接続している単相トランスに多くの負荷やPCSが接続されていると不平衡を起こします。(例:RS相に電灯負荷が多い)

三相交流電圧不平衡が起こると
・電流不平衡
・温度上昇
・効率の低下
・振動・騒音の増加
などの現象が発生します。